日 時 | 平成26年10月23日(木) 13:30~16:30 |
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会 場 | アルカディア市ヶ谷(私学会館)「富士(西)」 |
発表者鈴木奏到 理事
IBS 創立の経緯から、現在に至るまでの50年間を5つの時代区分に分け、それぞれの社会情勢、研究業務動向、組織動向について振り返りました。
・第Ⅰ期:設立から基盤づくり(1964-1973)
・第Ⅱ期:自主独立への展開(1974~1983)
・第Ⅲ期:飛躍と拡大(1984~1997)
・第Ⅵ期:選択と集中(1998~2005)
・第Ⅴ期:新たな挑戦(2006~現在)
また、IBS 主催の国際シンポジウム、各種セミナー・講習会とともに、故 井上孝元理事長寄贈の井上文庫」を紹介しました。
~データが語る都市の変遷と未来~
発表者毛利雄一 企画部長
IBS創立以来、パーソントリップ調査や物資流動調査等で長年にわたり関わってきた東京都市圏における50年間の社会経済状況や暮らしの変化を各種統計データに基づき鳥瞰するとともに、今後の東京都市圏の課題と展望について、5つの切り口から報告がありました。
1. 人口減少と高齢化の進展への対応
2. 東京への集積と地方の衰退への対応
3. インフラ老朽化への対応
4. エネルギー・地球環境問題への対応
5. 災害への対応
発表者牧村和彦 次長
IBS 50周年を契機に、これまでの研究実績、ノウハウを活かしながら、これからの政策課題に幅広く対応するため、環境・低炭素、交通・生活、社会資本、都市・まちづくり、産業経済・交流の5つの調査研究テーマについて、どのような視点から現在取り組んでいるか、また、どのようなデータ、技術、計画評価手法を発展させていくかといった今後の進むべき方向について報告しました。
これからの都市・交通・まちづくりの展望
発表者岸井 隆幸 氏(日本大学理工学部土木工学科 教授)
「これまでの都市と交通」について、我が国の先駆者たちの紹介、人口減少社会での都市計画変化の兆しについてご発表いただきました。
「これからの都市と交通」については、規制・開発からエリアマネジメント、魅力的なプレイスメイクの競争へと変わっていくことなどについてご説明がありました。
そして、来る東京オリンピックを巨大文化イベントとしてとらえ、世界一の都市交通体系を構築するとともに、締めくくりとして、次の50年へ夢を引き継ぐ都市づくりに向かっていくことの重要性についてお話しいただきました。