IBS計量計画研究所

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代表理事挨拶

代表理事 岸井隆幸

一般財団法人「計量計画研究所」は1964年7月、前回の東京オリンピック・パラリンピックが開催された年に設立されました。英語名は「The Institute of Behavioral Sciences」、略して「IBS」と呼ばれることが多く、IBSを正式名称と思われている方がいらっしゃるかもしれません。 当時、我が国では大型計算機と呼ばれていたコンピュータの開発が進んでおり、本研究所はその活用を強く意識した研究機関として発足致しました。その後、様々な交通行動調査を基礎に都市問題・交通問題の研究分析に挑戦するようになり、今日では国・地方公共団体・独立行政法人・民間企業などからのご依頼に受ける形で、極めて幅広い分野の社会課題解決に取り組んでいます。

また、国の研究機関や大学等、他の研究組織と連携する機会も多く、パーソントリップ調査やモビリティマネジメントなどをテーマにした講習会・研修会や当財団独自の研究発表会などの企画運営も行っており、こうした幅広い公益活動は当財団の大きな柱となっています。

当財団は、設立当初、大型計算機の活用を軸に研究活動を進めてまいりました。当時としては、最先端の技術開発であり、次の時代を切り開くための挑戦であったと思います。それから50年、コンピュータの進歩、特に近年のICT(情報通信技術)の発展は目覚ましく、まさに新たな産業革命(ICT革命)が社会を変えつつある、その中に身を置いている気が致します。 いよいよ最先端のシステムが社会に実装される段階へと進んできたという高揚感も感じているところです。

ただ、我々は、社会は「変わる」ものではなく、「変える」ものだと思っています。

社会は常に変化をします。変化を誘う様々な潮流が混じりあう中で、我々はパイロット(水先案内人)の役割を果たし、変化を導くしっかりとした導流路を構築することを目指します。「時代の最先端で新しい試みに挑戦する」、「常に時代の先に思いを馳せる」、設立時の熱い心意気を忘れることなく、今後とも様々な分野の皆様と手を携えて、より幅広い活動を、より積極的に展開してゆきたいと思います。

計量計画研究所(IBS)は「常に社会の一歩前を歩み続けたい」と考えています。
是非、今後とも計量計画研究所(IBS)の活動に、ご理解・ご協力・ご支援を賜りたいと存じます。

2018年7月
代表理事 岸井隆幸

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