![]() |
交通まちづくり
~世界の都市と日本の都市に学ぶ~
交通まちづくり研究会/編集社団法人交通工学研究会/発行者 2006年7月/発行年月 A5判・213頁 定価=2,300円(税別) -------------- 牧村和彦、高橋勝美 |
本書は、「交通まちづくり」の基本を理解するための入門書であり、「交通まちづくり」の悩みに応える事例集です。三年間の自主研究の成果を基に、図や写真を数多く取り入れて、編集しました。
交通まちづくりの考え方、進め方、そして情報ギャップを埋めるための工夫や、現状を理解し、施策効果を捉えるための測定方法を解説するとともに、交通まちづくりの先進七都市と交通まちづくりの主役たちの活躍を紹介しています。
<目次>
第1章 交通まちづくりの基礎知識
1.1. 交通まちづくりとは
1.2. 交通まちづくりの特徴
1.3. 交通まちづくりへの期待
第2章 成功する交通まちづくり
2.1. 交通まちづくりの問題整理
2.2. 交通まちづくりのポイント
2.3. プレイヤーの見直しと協同作業としての交通まちづくり
2.4. 求められる交通まちづくりの理論的手法
第3章 交通まちづくりのはじめ方 ~情報ギャップの解消から始めよう~
3.1. まちのルールを変える
3.2. 情報ギャップを埋める10のポイント
ポイント1:プロセス設計が大切
ポイント2:調査・活動の予算確保をしっかりと
ポイント3:交通問題をきっちり分析、みんなで共有
ポイント4:多様な視点で、影響、効果を示すことが市民や関係者の納得につながる
ポイント5:代替案の比較検討が大切
ポイント6:まちが目指す将来ビジョンを明示することが重要
ポイント7:将来ビジョン作成段階から市民参加も有効
ポイント8:有機的な施策展開プログラム
ポイント9:社会実験の活用
ポイント10:PDCAサイクルが大切
コラム 大規模ワークショップの実際
第4章 交通まちづくりを測る(知る)
4.1. 何故交通まちづくりを測る(知る)必要があるのか?
4.2. 街を測る方法
4.3. 街を測ると何がわかる
コラム 交通まちづくりへの適用事例
第5章 交通まちづくりのモデル都市に学ぶ
5.1. 札幌市:対話型交通まちづくり
5.2. 金沢市:人と環境にやさしい交通まちづくり
5.3. 松山市:コンパクトシティの実現に向けた交通まちづくり
5.4. 伊豆地域:情報提供を充実した観光交通まちづくり
5.5. フライブルク:中心市街地をとことん活かす交通まちづくり
5.6. クライストチャーチ:PDCA定着でオンリーワン目指す交通まちづくり
5.7. チャタヌーガ:都市再生の奇跡と交通まちづくり
コラム 持続可能な都市交通への新たな方向性 ソウル市の取り組み
第6章 交通まちづくりの主役たち
6.1. 事業者への期待
6.2. 市民団体の取り組み「LRTさっぽろ」
6.3. 市民共同方式による醍醐コミュニティバス
6.4. 社会実験を活用した国際通りのトランジットモール化への挑戦
6.5. 道路文化創造社会実験「TENJIN PICNIC」
6.6. 学生の豊かな発想で日本橋再生へ