IBS計量計画研究所

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2009年度(第15回)フェローシップ:2009~2011年

第1課題
オランダの自転車利用について(アムステルダムを対象として)
松本 秀暢 (神戸大学大学院海事科学研究科)
概要:
 オランダでは、一人あたりの自転車保有台数が世界一と言われ、自転車は広く市民に親しまれている交通手段である。自転車道整備やレンタサイクルなどハードやソフトシステムに関しては、以前から広く我が国でも紹介されている。一方、オランダ市民の間でどうして、これほどまでに自転車利用が浸透して来たか十分な説明がなされているとは言い難い。そこで、市民のライフスタイルと自転車の関連性を考察すると共に、我が国において都市交通としての自転車を認知させるために、どのような方策を打つことが効果的であるかについて提案を行う。
第2課題
リバプールの都市再生の歩み
村木 美貴 (千葉大学大学院工学研究科)
概要:
 我が国は、地方都市の中心地衰退に対して活性化の取り組みが始まっているが、その成果が十分に現れているとは言い難い。そこで、海外の地域再生の具体的取り組みを分析する事も重要と考えられる。ここでは、リバプール都市圏を対象に都市再生の過程を整理し、中心市街地再生と郊外開発の関連など都市圏全体の再生の考え方・目標とする住まい方や具体的取り組みの中から我が国の都市再生への改善について提案する。特に、低所得者向けの住宅および住宅、商業、工業地整備とそれに伴う交通体系整備など立体的視点に立って考察する。

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