道路投資の費用便益分析 －理論と適用－ （社）交通工学研究会／発行者 丸善株式会社／発行所 2008年8月／発行年月 Ａ５判・195頁　定価＝2,940円（税込） -------------- 毛利雄一

　標準的ミクロ経済理論にも基づく費用便益分析の基本的な枠組みや基礎的な理論を解説した上で、その理論の望ましい応用の仕方、すなわち実務において採用すべき具体的な方法について検討・提案しています。

＜目次＞

第 I 部　道路投資のやさしい費用便益分析　－理論と適用－

　はじめに
　第1章　費用便益分析の基礎的理論
　　1.1　「費用便益分析マニュアル」による方法
　　1.2　費用便益分析の基礎的理論
　　1.3　「消費者余剰アプローチ」と「総交通費用アプローチ」の関係

　第2章　費用便益分析上の課題と対応策
　　2.1　標準的アプローチ
　　2.2　費用便益分析上の課題と対応

　第3章　実務において実施可能な具体的需要予測手法と費用便益分析
　　3.1　便益計測と需要予測との関係
　　3.2　利用者近郊配分の考え方と解法
　　3.3　確定的利用者均衡配分に基づく便益計測
　　3.4　実務におけるより理論整合的な便益計測
　　3.5　高速転換率内生化利用者均衡配分

　第4章　時間価値・社会的割引率・評価区間
　　4.1　時間価値
　　4.2　社会的割引率
　　4.3　評価区間

　まとめ

第 II 部　座談会
　道路事業における費用便益分析の現状と課題