第1課題 業務拠点都市・クロイドン開発の歴史的経緯 西山 康雄 (東京電機大学教授) 概要: ロンドンの都心より南16kmにあるクロイドン(Croydon)は、駅前通りの拡幅に関連してCroydon Corporation Actが1956年に制定されたのを契機として、現在の高層オフィス街を実現した。この地区の再開発及び古い街並みの保存等に用いられた手法、その成果につき1990年代に至る40年間を経年的に辿ってその評価をする。 第2課題 Milton Keynesにおける自動車の利用と道路計画に関する実証的研究 高橋 洋二 (東京商船大学教授) 概要: ミルトンキーンズ(Milton Keynes)は、ロンドンの北西80kmにある目標人口20万人で1970年代のはじめ頃より建設が進められている大型ニュータウンである。一辺約 1kmの格子状の道路を骨格として、自動車交通をまんべんなく市街地内に配分する目途のもとに雇用の場所などが配置されている。この都市建設の過程におけ る自動車交通への対策に関する理論と、実現後現在までの問題点について考察する。 IBSフェローシップ委嘱課題の一覧へ戻る