IBS計量計画研究所

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2000年度(第7回)フェローシップ:2000~2002年

第1課題
コパカバナ地区で働く人々の住宅と職場の関係
土生珠里 (九州大学大学院)
概要:
 世界的に有名なブラジル・リオデジャネイロ市の海水浴場コパカバナ(Copacabana)地区は、背後を丘陵に囲まれ、海浜に臨むホテルをはじめとして、高層建築物が多く、極めて高密度の市街地を形成している。一方、首都ブラジリア(Brasilia) においては、低所得の勤労者は、毎日バスで、遠距離通勤を強いられている。この両地区の住宅と職場の関係の違いを例とし、我が国の研究学園都市"つくば"の特徴を論考する。
第2課題
イギリスの地方都市ニュウベリーのバイパス道路について
村上睦夫 (株式会社 都市プラン研究所)
概要:
 イギリスの南部バークシャー州(Berkshire County)にあるニュウベリー(Newbury)は、人口2万程度の一地方都市に過ぎないが、工業都市バーミンガムから、大学都市オックスフォードを経て、サザンプトン港を結ぶ幹線道路が、町の中心部を通過していた為、戦後、永い間、バイパス計画の是非、そしてその通過位置に就いて議論され、その結果、市街地の西方を通過するバイパス道路が、実現した。ところが、この道路をめぐり、我が国の各地にも見られるような賛否の意見が提起されている。バイパス道路が決定されるまでの経緯と、現在指摘されている問題点に関する対策について考察する。

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