第1課題 シンガポールの都市国家形成の評価 藤井 康幸 (みずほ情報総研株式会社) 概要: シンガポールは現在世界で成功した国の代表的なものであるが、国家であるのみならず同時に都市であることが特徴である。シンガポールの成功については国家の形成の面、都市交通や都市再開発に関する面についていろいろな検討結果が報告されているが、都市づくりを国家レベル、都市レベルにわたって、またハード、ソフトの整備にわたって、さらに、趨勢的動向と計画的制御の面にわたって統一的な評価をまとめることが求められている。そこで、20世紀後半のシンガポールの都市づくりを多面的にとらえ評価し、その成功要因を抽出する。そのうえで、今後、成熟化の段階に達すると思われるシンガポールの課題を整理する。 IBSフェローシップ委嘱課題の一覧へ戻る