IBS計量計画研究所

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2010年度(第16回)フェローシップ:2010~2012年

第1課題
英国におけるアーバンビレッジの実態と課題
野嶋 慎二 (福井大学工学部建築建設工学科)
概要:
 1990 年代に入って、欧米では、「サステイナブルシティ」、「コンパクトシティ」が時代の要請となり、近代都市計画を問い直す運動が広範な展開を見せ、都市計画・都市デザインのパラダイム・シフトともいうべき大転換が生じた。特に、英国では、チャールズ皇太子の率いる「アーバンビレッジ運動」が、新しいまちづくりを先導する役割を担い、都市再生・団地再生プロジェクトなどが進められている。1992年に示された、英国の伝統的なコミュニティを再評価し、その利点を現代の都市再生と持続可能な都市形成に活かすことを目指す「アーバンビレッジ・コンセプト」の仕組みと実態について、具体的な都市を取り上げて調査するとともに、その成果と課題について、調査・研究を行い、我が国でのコンパクトシティ、都市再生の今後の展開を考察する。

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