IBS計量計画研究所

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2019年度(第24回)フェローシップ:2019~2021年

第1課題
米国におけるStreet Design Guideの影響と効果
三浦 詩乃 (横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院 助教)
概要:
 米国の68の主要都市と11の公共交通機関から構成されるNACTO(National Association of City Transportation Officials)は、将来の都市が備えるべきモビリティのビジョンを示し、道路の機能分類に応じた新たな視点からの街路構造デザインとして「Urban Street Design Guide」、「Global Street Design Guide」等の複数のガイドラインを出版している。
 本テーマでは、これらガイドラインの適用状況や影響、効果などを具体的な事例に基づいて調査を行い、我が国での街路空間への適用に向けた知見をとりまとめる。
第2課題
ハンブルグの都市開発「ハーフェンシティ」における駐車場整備の考え方とその評価
姥浦 道生 (東北大学大学院 工学研究科 都市・建築学専攻 准教授)
概要:
 ドイツ・ハンブルグ市の欧州最大の都市開発プロジェクト「ハーフェンシティ」は、環境、エネルギーに配慮した持続可能な都心としての新たな概念に基づく土地利用、交通に加え、歴史・文化とのつながりを維持することを重視した水辺開発であり、開発に際し、市民はじめ関係者に対するコミュニケーションを重要な柱と捉えている。
 本テーマでは、駐車場整備の実態とその考え方を整理するとともに、道路及び駐車スペースを減少させて公共空間を拡大させ、徒歩と自転車利用、公共交通とのアクセス向上を図るという考え方とそれに対する市民、事業者、行政からの評価を明らかにし、我が国における今後の駐車場整備における知見をとりまとめる。

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