IBS計量計画研究所

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2025年度(第30回)フェローシップ:2025~2027年

第1課題
イノベーションディストリクトを支える空間基盤に関する研究
岡田 潤(東京大学大学院 新領域創成科学研究科 ハビタット・イノベーション研究社会連携講座 特任助教)
概要:
 イノベーションディストリクトに関する研究は、主にプレイヤーの組成の在り方や成長を支える経済支援の在り方が中心となっている。一方、地区の立地と都市圏内とのつながりや、交通基盤、交通空間・パブリックスペース、交通手段の使われ方など、空間基盤関連の基本的情報の分析は充分ではない。
 本研究では、上記の問題意識を踏まえ、米国における都市のイノベーションディストリクト事例を複数対象として、最新の経済・社会面からの都市事情を把握したうえで、その現状の成果と特徴を整理し、日本への応用の方向性について考察する。
第2課題
タイ国における区画整理事業の展開と課題に関する研究
日野 祐滋(一般社団法人 日本モノレール協会 専務理事)
大沢 昌玄(日本大学理工学部 土木工学科 教授)
概要:
 タイ国では区画整理法が2004年に制定され、JICAなど国際協力機関の支援のもとで区画整理手法が導入・実施されてきた。区画整理法の制定20年を経過し、改めて、わが国初の都市整備手法の国際展開であるタイ国の区画整理制度の成果と課題整理は、今後の都市整備手法の国際展開に必要と考えられる。 本研究では、タイ国での区画整理の事例を取り上げ、最新情報に基づく実態と成果を整理し、同国での区画整理事業の制度的・文化的・技術的な課題を多角的に整理する。

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