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代表理事ごあいさつ

 2001年以来、長年にわたって理事長・代表理事として財団を牽引されてきた黒川先生が会長に就任され、引き継いで代表理事を務めることとなりました岸井でございます。私自身、これまでも財団法人改革の前は評議員として、一般財団法人に移行してからは理事として本財団の運営に関与してきましたが、代表理事に就任するにあたり、改めて一言ご挨拶申し上げます。

 一般財団法人「計量計画研究所」は1964年7月、前回の東京オリンピックが開催された年に設立されました。英語名は「The Institute of Behavioral Sciences」、現在でも略して「IBS」と呼ばれることが多く、IBSが正式名称と思われている方もいるかもしれません。
 当時、我が国では大型計算機と呼ばれるコンピュータの開発が進んでおり、その活用を意識した研究機関として発足致しました。その後、様々な交通行動調査を基礎に都市問題・交通問題の研究分析に挑戦するようになり、今日では極めて幅広い分野の社会課題解決に取り組んでいます。

 現在の本拠地は、東京のJR四谷駅とJR市ヶ谷駅の中間、新宿区市谷本村町であり、3部・1事務所(東北事務所)体制、74名の研究者を含む約100名の職員で業務にあたっています。
 学位(博士)を有するものが14名、技術士の資格を有するものが延べ38名、研究部は7つの研究室で構成され、それぞれ国・地方公共団体・独立行政法人・民間企業などからのご依頼に応えるべく精力的に活動しています。
 また、国の研究機関や大学等、他の研究組織と連携する機会も多く、あわせて様々な講習会・研修会や研究発表会などの企画運営も行っており、こうした幅広い公益活動は当財団の大きな柱となっています。

 先に述べたように、当財団がそもそも大型コンピュータの活用研究からスタートを切ったとはいえ、近年のICT(情報通信技術)の発展は目覚ましく、いよいよ最先端のシステムが社会に実装される段階へと進んできました。まさに新たな産業革命(ICT革命)が社会を変えつつある、その中に身を置いている気が致します。
 ただ我々は、社会は「変わる」ものではなく、「変える」ものだと思っています。
 「時代の最先端で新しい試みに挑戦する」、「常に時代の先に思いを馳せる」、設立時の熱い心意気を忘れることなく、今後とも様々な分野の皆様と手を携えて、より幅広い活動を、より積極的に展開してゆきたいと思います。

 計量計画研究所(IBS)は「常に社会の一歩前を歩み続けたい」と考えています。
 是非、今後とも計量計画研究所(IBS)の活動に、ご理解・ご協力・ご支援を賜りたいと存じます。

2017年10月  代表理事 岸井隆幸