大学院土木工学系の専攻を修了後、他の民間企業で働いていたのですが、自らの専門性を生かして、また、もう少し自由な環境で働きたいと思い、コンサル・シンクタンクの門をたたきました。
地方自治体から受託した公共交通の総合的な計画づくりの業務や、鉄道活性化の施策をとりまとめる業務などに取り組んでいます。
典型的な交通計画はもちろん、最先端の交通関連プロジェクトに関われることがやりがいにつながっています。元からモビリティが好きなので、業務内容と個人の関心が合致しており、いい意味で仕事とそれ以外の境界があいまいです。
コンサル・シンクタンクというと、大学院での学びに照らして自分には実力が足りないと尻込みする人もいるかもしれません。確かに一定の実力は必要なのでしょうが、大学とは違い、弊所ではよりチームを重視して調査研究活動を推進するので、仮に苦手分野があってもチームでカバーできますし、勉強する機会も得られます。自らの専門に多少なりともこだわりがあるのに、少々の苦手意識のためにそれを放棄して安きに流れれば後悔のもととなります。ぜひ、専門を生かした就職にチャレンジしていただきたいと思います。