大学では行動データを使った都市計画の研究をしていたため、実務としても都市交通の調査分析に関わりたいと思い、IBSを志望しました。政策立案の現場である国、政策実行の現場である自治体、専門性を追究する学識の三者の間に立って、幅広くかつフラットな立場で課題に取り組めるというのも魅力でした。
私は現在データサイエンス室の所属ですが都市地域・環境部門の業務にも携わっており、主にパーソントリップ調査の実査や集計、今後の都市交通調査の展開の検討に取り組んでいます。その他、自治体の公共交通導入支援や民間開発に関わる調査など、多岐にわたる業務で経験を積んでいます。
人々の行動をどう捉え、そのデータを何に活用できるか、オンライン化を始めとする社会のダイナミックな変化にどう対応するのか、都市交通調査とはとても奥深い仕事だと感じています。この答えのない問いに対して、国や自治体、有識者の先生方と議論しながら自分なりの答えを探していけることが、この仕事の何よりの醍醐味であると思います。
私はIBSの就職面談で、当時自分が持っていた都市計画への課題意識について話す機会があり、その時の社員の方の意見や課題への向き合い方に刺激を受けたことが応募の決め手となりました。就活は緊張するものですが、自分の取り組みたい仕事、興味のある課題とは何かを掘り下げ、それを志望先にしっかりと伝えることで、より自分に合った進路に進めるのではないかと思います。